ひたすら撮影記

写真の事や日常の疑問を気ままにレポート

ストロボって目に影響あるの?

とにかくストロボは経験がものをいう

といきなり結論を書いてます。タイトルのような考えに至った素人の考えです。

 

赤ちゃん、乳児、子供への影響は?

パチパチ閃光の如く光るあのストロボ光。よくテレビの取材やインタビューで光っているなまぶしくないのかなぁ?と思います。

cele-baby.net

新生児にストロボはNGです。乳児はNGです。大人の私でも目に残像が残りますので。幼児も避けます。幼児ならバウンスで一回くらいなら大丈夫とおもいますが・・・直射は私の中ではNGです。全てRAW+Jpegで撮りで後処理です。しかし、売り物・商品としての撮影だとストロボも必要です。ですがいいのか?と悩みます。ので調べました。

kounoganka.exblog.jp

目にあたえる影響はすくないようです。太陽光を直接見る方が苦手のようです。しかし、大人でも太陽光は直接見る人なんていないので当たり前のような気がします。ではストロボ光とはなんなんでしょう?

ストロボの光

一般にフラッシュやストロボの光はGN(ガイドナンバー)で示されています。この値が大きいほど光量が大きいようです。エントリー機やコンデジに搭載されているストロボは大体GN=10-15位のようです。

keisan.casio.jp

ではGN=10としたときの光が届く範囲は?上記サイトを参考してみます。

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dがストロボが有効な距離という事で光が届く範囲です。

GやNやISOが大きいほどストロボの光が届く範囲があるという事です。

カメラのF値が5.6としてストロボの数が1灯とする。そしてガイドナンバーがG=10としてISO=100としてどれ位の距離までストロボ光が届くかというと

5.6d=10x1x√100/100

d=10/5.6

d=1.79

と同じです。つまり1.8m程は光が届くという事です。

たとえば集合写真ではどうでしょうか?

20名として前に12人後に8人としてます。大体横12m,縦1.7mとします。上のサイトを参考にしました。

keisan.casio.jp

計算すると光が届く範囲が1.8mが被写体までの距離として前列12人の幅を12mまで有効に光が届くには焦点距離は5.4mmのレンズが必要という事です。このようなレンズはまずないです。

ではどう対処する?

だいたい絞りF8としてフル発光するとして標準のストロボの発行量がGN=40とする。ストロボは1灯とする。ISOは有効範囲を考え800とするとだいたい。14mが光が届く範囲です。その場合の焦点距離は42mmです。APS-Cですと27mm程です。丁度現実的な焦点距離です。ISO感度を高めに設定する所がポイントのようです。ですが最近の機種ならISO800位なら大丈夫と思います。ただ、日中で被写体が順光の場合だとストロボはいらないと思います。集合写真は明るいところで順光でという事です。

それだけストロボの光は強いという事

このようにストロボの最大発光量はGNが大きければ遠くまで光が届く。その気になればすさまじい光を発光する事ができるのです。こんなの近くで発光されたら大人でも目がくらみます。ですので大体は自動調光といってカメラとストロボが必要な発光量を計算して自動的に発光してくれます。大体は自動モードで綺麗に調光してくれます。

ストロボ光は電子回路的には

ストロボのキセノンランプ(キセノンフラッシュランプ)は小さいとはいえ、発光には数千Vもの高い電圧が必要です。しかし、内蔵バッテリの電圧はわずか数V。これを数千Vの電圧にまで高めるために、専用の電子回路が搭載されています。
 交流の電圧変換にはトランス(変圧器)が利用されますが、バッテリ電流は直流なので、そのままでは電圧変換できません。そこで、直流を制御ICなどによってパルス状の電流(1種の交流)に変え、パルストランスで数百Vの直流に変換します。これは簡易な昇圧型のDC-DCコンバータです。
 数百Vに高められた直流は、大容量の電解コンデンサを充電し、満を持して待機します。ストロボ用のキセノンランプは、両端の電極のほか、管の外側にトリガ電極という電極をもっています。トリガとは“引き金”という意味です。このトリガ回路にも、小さなトリガトランスとトリガコンデンサと呼ばれるコンデンサが使われます。シャッターボタンを押すと、それと同調して、このトリガコンデンサに蓄えられていた電荷が放出され、トリガトランスによって数千ボルトにまで昇圧してトリガ電極に送られます。すると、この高い電圧によってキセノン管のキセノンはイオン化し、キセノンランプ内部は導電状態となり、大容量コンデンサに蓄えられていた電荷がいっきに流れ込んで、ストロボが発光するというしくみです。つまり、トリガ電圧によって絶縁体であるキセノンガスに絶縁破壊が起きて点灯するわけです。このトリガコンデンサには高い電圧にも耐える特性とともに、回路の小型化も求められます。このため、高耐圧タイプの積層セラミックチップコンデンサが使われます。

昔、写ルンです。を分解したときコンデサに触れてびりびりした記憶があります。電子回路的に考えると中古のストロボは部品劣化もあるし控えたほうがいいかもしれません。

ストロボ光という事で検索しました。

shuffle.genkosha.com

太陽光に非常に近い波長のようです。なるほどです。やはりメーカ純正?

www.cosp.jp

1つの太陽と考えてもいいようです。となります。

panproduct.com

写真を例に分かりやすかったです。ボディのSSは1/160でも実際の閃光時間はもっと短いのです。自動調光でしたら数値は具体的にはわかりませんがフル発光でも1/1000位です。実際はもっと短いでしょう。さらに露光量をマイナスにすると更に閃光時間は短いと思います。

blog.phototechnic.jp

こうして考えると光量も小さい光というのはほとんど目に影響はないです。と考えれます。ふーんじゃパチパチ発光でもいいか?要するに感覚の違いです。おそらく日中ですと太陽光の下です。波長が同じ光の中で同様の光を暗い所にすこし補うという感じなので日中シンクロとかだとほとんど分からないと思います。しかし、これが室内だと蛍光灯や白熱灯の下では波長も違いますしストロボを発光するとすごく目立ちます。錯覚的に眩しいと感じます。いきなり太陽の下で目を覚ましたという感覚です。目には影響ありませんが心理的にはどうでしょう?と考えれます。

メーカー純正ストロボは高い。使い過ぎてつぶれたら修理代も高い。どうする?

しかし、新しいのが買えないので中古で慎重に扱うしかないです。しかし純正の新品は高いです。マニュアル発光前提なら中華製もありと思います。約¥3,000です。私が欲しいストロボは純正で約¥60,000です。うーん20倍です。しかしGN=55までいくようです。ですがなんか報道カメラマン向けのような気もします。やはり、今の中古ストロボです。それか上のストロボで多灯撮影です。それか3,000ストロボx2で多灯撮影💡・・・それもいいかも?

でもマニュアル発光を使いこなすよりシャッターチャンス重視

という事です。自動調光がある中華製もありますがやはり純正がいいです。という事です。今のSB-800, SB-600はスナップ用の自動調光常用でフル発光はNEEWERでという事でもいいのですが荷物がかさばります。それも困る・・・

要するに?今日のまとめ。

panproduct.com

またまた引用です。

たとえばストロボを-3段下げると光量は1/8になるようです。GN=56ですとGN=7になるという事です。ISO=800ですと大体3.5m位が有効のようです。ISO=400なら2.5m, ISO=200だと1.7m位です。ISO-100だと1.25mです。日中シンクロだと3段位さげても被写体の近くですと有効です。マニュアル発光の場合です。

自動調光の場合ですと念のため1段位下げてから画像を確認しつつ上げたり下げたりしたほうがいいかもしれません。

 という事で

今回いろいろ調べました。以前にも似たような事を記事にしていた思いますがやはり相手の立場や状況を考えてするのが一番です。やはり経験ですね。そのロケーションでの撮影経験が実際一番役に立つという事です。空気よめというのがかなり当てはまる仕事のようですが、案外とメカニカル的な要素もあります。奥が深いです。カメラマンさんが大勢いるのはそれだけ分野により撮り方が変わるので難しいからです。