ひたすら撮影記

写真の事や日常の疑問を気ままにレポート

いろいろ撮る!!Part196

防湿庫の電源確認の重要性

写真撮影を趣味にしている皆さん、カメラやレンズの保管には気を使っていますか?特に梅雨の季節や湿度が高くなる夏場には、カビの発生が心配ですよね。そのために防湿庫を利用している方も多いでしょう。私もその一人で、防湿庫の中に大切な機材を保管しています。しかし、先日、ちょっとしたミスから大事なことを学びました。それは防湿庫の電源確認の重要性です。

ある日のこと、ひたすら撮影のことばかり考えて仕事を終えたあと、マクロレンズで比較明暗合成の撮影をしようと防湿庫を開けました。普段なら光っているはずの防湿庫のランプが光っていませんでした。「あれ?」と思いながら、防湿庫の湿度計を確認すると、いつもは45%のはずの湿度が50%になっていました。「低いな?」と不思議に思い、レンズを取り出してスイッチ部分を確認すると、なんと電源が切れていたのです。

恐らく、カメラを奥に入れたときに何かの拍子でスイッチが切れてしまったのでしょう。その結果、防湿庫の湿度レベルが上がり、湿度計が50%を示していました。電源が切れていたことに気づいた瞬間、冷や汗が出ました。これからますます湿度が上がる時期、もしカメラやレンズにカビが生えたら…と考えるだけで怖くなりました。

防湿庫の湿度レベルを再確認し、設定を40%にしました。これで少しは安心です。しかし、この一件で改めて感じたのは、防湿庫の電源確認がいかに重要かということです。普段何気なく使っている機材や道具も、ちょっとした不注意で大きなトラブルに繋がることがあります。特に湿度管理はカメラやレンズの寿命を左右する重要なポイントです。

カメラやレンズは精密機器ですので、湿度や温度の変化に敏感です。防湿庫を使うことで、湿度を一定に保ち、カビの発生を防ぐことができます。しかし、防湿庫の機能が正常に働いていなければ、その効果も半減してしまいます。だからこそ、定期的な電源確認や湿度チェックが欠かせません。

私が今回の経験から学んだ教訓は、防湿庫の電源確認を習慣化することです。撮影後に機材をしまうときや、撮影に出かける前に防湿庫の状態を確認するようにしています。また、湿度計が正確に機能しているかどうかもチェックポイントです。湿度が異常に高くなったり低くなったりしていないか、定期的に確認することで、大切な機材を守ることができます。

さらに、防湿庫だけでなく、機材そのもののメンテナンスも重要です。レンズのクリーニングやカメラ本体の点検を定期的に行い、問題がないかを確認することが大切です。これにより、予期せぬトラブルを未然に防ぐことができます。

これからも湿度が高い季節が続きます。皆さんも防湿庫の電源確認を忘れずに行い、大切な機材をしっかりと守ってください。私たちの趣味である写真撮影を長く楽しむためにも、日常のちょっとした注意が大きな差を生むのです。