ひたすら撮影記

写真の事や日常の疑問を気ままにレポート

いろいろ撮る!!Part187

Nikon Z6IIIの発表を前に:性能向上と価格への期待

性能が十分に向上しているのはスペック表からもわかります。あとは、気になるのは値段でしょうか?色表現といい、Zマウントレンズは本当に素晴らしいと思います。私はZ 24-200mm f/4-6.3 VRNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRを使って、撮影対象の幅を広げたいスタイルなのですが、実に綺麗な描写をしてくれます。

開放でも十分綺麗で、ピントも合っています。色収差も感じません。DXO PhotoLab7のRAW現像ならISO6400まで上げても十分綺麗ですし、JPEGでも十分綺麗だと感じます。Z9やZ8に移行しているカメラマンが増えているのもうなずけます。ただ、Z9のみで撮影していると、どうしてもサブカメラが欲しくなることがあります。

レンズ交換で済む話ですが、例えばNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRのような長いレンズだと、交換が手間になります。そのため、今のサブのD850をメインとして使ってしまいます。しかし、D850はレフ機なので、ミラーによる反射像を見ているため、見え方が異なります。同じ環境下でもかなり戸惑うことがあります。これがD850を2台持ちだとかなり変わると思います。

一時期、D850の中古がかなり安くなっていたので2台持ちも考えましたが、どうしても動画を取り入れたいのでZ9を動画メインに使っていました。ただ、Z9はスチールメインにしたいのです。

今回のZ6IIIの発表を受けて、中古Z6の購入を考えていましたが、価格次第では、D850を下取りに出してZ6IIIにする方向を考えています。できるだけ、こちらで動画撮影をしたいのです。

Z9は専用ジンバルなどもありますが、基本的にかなり筋力を使いそうなので、購入は検討していません。しかし、Z6のサイズならジンバルも豊富ですし、軽いので大丈夫でしょう。もちろん、スチールも綺麗に描写してくれるのは間違いないですが、メインはZ9にしたいです。

長々と書きましたが、発表が楽しみです。私にとっては価格のみが最大の懸念です。あとはD850を最後まで手元に置いておきたいのが本音です。やはり光学ファインダーは目に優しいです。

ただ、光学ファインダーだけで言えば、D4やD5(もちろんD6も)の方が綺麗に見えました。特に初めてD4のファインダーを見た瞬間の感動は今でも覚えています。「こんなに綺麗に見えるのか?」という感覚とシャッターフィーリング。一番使用したカメラでした。1万枚位を1回の撮影で撮った時は指が痙攣していました。でも、不快ではなかったです。ひたすら撮影です。

中古の美品がたくさん出ていたのは、おそらくほぼD5に移行している時期だったと思います。買い替えて撮影のモチベーションが上がりました。実際、これが私にとって写真撮影のモチベーションになっていた感があります。外に出て、綺麗なファインダーであの「ガシャン」という無音と対をなす音。全然不快な音ではないし、嫌な音という感じではない。不思議な感覚ですね。

あそこまで大きいと誰もが撮られている感じになります。D4やD5のような大きいカメラとレンズとシャッター音があってこその作品というのも多いのではないでしょうか?Zシリーズも人工的な音が出るようになりました。シャッター音と振動フィーリングに切り替えることができるようになればと思いますが、果たしてZ6IIIはどうなるか?シャッター幕があるということは、シャッター音が必要というために付けた感じがします。人工的な音ではなく。ただ、Z9のように完全無音モードでも撮れるなら嬉しいですね。